料理長自己流

11/23(水)勤労感謝の日、通常通り営業します。


これを書いている今は11月22日、「いい夫婦の日」。
もしかすると11月は毎日「いい〇〇の日」が設定されてたりするのかなと思ったりもしますが、それはさて置き、うちは今年で結婚10年目。

記念に志摩観光ホテルに行きたかったんですが、叶わないまま年を越しそうです。


5年くらい前のこと。
2人で話し合ううちに当時住んでいた京都から伊賀に引っ越すというプランが固まりつつありました。
大阪出身の僕は三重県は訪れたことがなく、「伊勢神宮があるところ」くらいの認識…

少し話は逸れますが、何か新しいことを始めるときに、とりあえず行動してみる人、道具とか物を買い揃えて形から入る人、いろんなタイプの方がいますよね。僕はまず本を読むところから始めることが多いです。

そんなわけで、三重県に関する本を読み始めた僕は、志摩観光ホテルの元料理長・高橋シェフについて書かれた『料理長自己流』という本に出会いました。


「素材を活かした料理」、もう聞き飽きて何も思わないほど使い古された言い回しですよね。
でも、真剣に料理を作っている人の多くは素材を活かしたいと思ってると思うんです。そして悩んでると思うんです。

食材をあまり手をかけずに皿に乗せればいいのか、薄味ならいいのか、はたまた濃厚であればいいのか、独創性に満ちた芸術的な料理がいいのか。結局美味しければいい、とか。

そんなときに読んだ本に出てきた高橋シェフの言葉、

「火を通して新鮮   形を変えて自然」


もうね、読みながら「これやー!」と声出しましたね。
ずっともやもやしてた「素材を活かす」という問題の答えが出たような気がしました。

向こうは日本トップクラスの高級フレンチ、こちらは田舎町の小さなイタリアン。
どうあがいても同じにはならないけど、そういう気持ちで作ろうと思ってます。


高橋シェフはもうおられませんがそれを引き継ぐ志摩観光ホテルのレストランは一度行かねば、と、結婚10周年を機に計画を立てたところ、予算を遥かに超える金額に敢え無く挫折…


15周年か、20周年か、志摩観光ホテルで祝えるときまでなんとかいい夫婦でいようと思います。

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